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執筆者の写真konkomienet

2024/06.05 話そう!今日のありがとう/連合会の日ブログ記事



自転車通勤と私の体調変化    関教会 岡嶋 勉


 5年前の夏、お天気が良く気分がスッキリとした朝のことです。私は、会社へ自転車で元気よく出掛けました。いつものように自転車をスイスイ走らせていると、その違和感は、突然やってきました。自転車のスビードと体調に、何かいつもと違う感じがしました。「ちょっと疲れが溜まっているのかな」と思いながら、その日は、それ以上気にかけることもなく会社に到着しました。それから、2ヶ月後、明らかな変化が起きました。風も無いのに自転車が上手く進まない。少しの運動量でも直ぐに疲れてしまう。以前の違和感が現実のものとなったのです。「これはやばいかも?」と思い、掛かり付けのお医者さんに症状を伝えると、「大きい病院で検査が必要です。紹介状を書きますね」とアッサリと言われ、一気に不安が募りました。間もなく大きい病院に行き、紹介状を渡してこれまでの経緯を伝えました。血液検査のほか、脈拍や心電図をとりながら血圧測定を行う検査等を受けました。結果、先生から「カテーテル検査で確認しましょう」と言われ、1ケ月後の入院手続きを済ませ、その後、教会へ検査入院のお届けに参拝させていただきました。私は、これまで身体を使わせて頂いたお礼と、検査入院を無事に迎えられる様にお願いしました。教会の先生は、「医師の処置と体の反応に間違いのない様に、神様のおかげを受けましょう」とのことでした。入院までの1ケ月の間に、症状は更に進み、日常生活にも支障を感じる毎日となりました。自転車はノロノロ運転で、早歩きの人にも抜かれるほどに体力が無くなり、会社も遠く感じました。特に辛かったのは、更衣室への階段で、何度もハァーハァーと言って休みながら上りました。そんな息切れ状態の毎日ではありましたが、不思議と会社での仕事は、いつもと変わりなく続けられました。神様が、繰り合わせてくださったのだと思います。入院の日を迎え、「明日の午前9時から、カテーテルで心臓までの血管の造影検査を行います」と説明を受けました。おかげさまで、その日の夜は、これまでの疲れと入院の日を無事に迎えられた安心感でぐっすり眠れました。

 さて、翌日、手術室にて「今から始めますね。左手から点滴で造影剤を投与し、右手首からカテーテルを入れて行きます」との声が聞こえました。麻酔で少し感覚はあるものの、痛みは殆ど感じません。次に先生たちのザワザワした声の後に、「これは、検査をして良かったですね」「今から処置しますので」・・・・。意識がハッキリしない私は、心中祈念をしながら、処置を待ちました。「もう少しのガマンですよ」と聞こえました。急に心臓付近が熱く成る感じがしました。気がつくと、「これ以上放置したら危ない状態でした。処置は無事に終わりましたよ!」と、言っていただきました。部屋に戻ると、「今日はベッドで安静にして下さい」と言われ、左手は点滴に繋がれ、右腕はしっかり固定され、トイレも尿瓶が用意されました。麻酔が切れると、腕の中からの痛みと手首を圧迫されている痛みとで大変でした。カテーテルを通した手首に取り付けた止血バンドの圧迫が強い為に、右手の指先は凍った様に冷たく、肘にかけてはポパイの様に腫れあがり、右腕全体が紫色になっていました。寝返りをうつこともできず、ひたすら天井を見上げながら、「早く痛みが引きますように」と一生懸命お願いし、時間が過ぎるのを待ちました。痛みは更に増し、その日の夕方、苦痛はピークに達しましたが、その時、神様からメッセージを頂きました。募る痛みと動けない苦痛にばかり向けられていた心がふと解き放たれ、1カ月前に教会でお届けした内容が思い出されたのです。そして、「早く助かりたい」という気持ちから、体に対する今日までのお礼や身勝手な使い方へのお詫びへと、自ずと心が整えられていきました。

そうした中で、20時半、止血バンドの圧縮率を50%軽くして頂き、指先に血が通い、手の感覚も戻ってきました。すると痛みも軽くなり、朝までぐっすり休ませていただくことができました。翌日の朝ごはんも美味しく頂き、苦痛の2日間も乗り越えさせていただいて無事退院、数週間かけて腕の腫れもすっかり引き、不安なく日常生活が送れるまでにおかげを頂きました。

 5年前の朝に感じた違和感から自分が自由に動けなくなった経験を通して、「いつも健康なのが、本当に有難いこと」に気付かせて頂きました。それからも、時々あの日のことを思い出しては、"お礼の心"にならせていただける時間こそが、「神様と繋がる瞬間」として、私は、そのひと時を大切にしたいと思っています。

以来、春夏秋冬、時々の季節を感じながら、今日も自転車と共に元気に進ませて頂いている私です。これからも、『お礼を土台に』毎日を有難く過ごさせていただきたいと思います。




 

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